手まりが語る、自分の魅力

はじめまして。
手まり教室「おさんぽてまり」を主宰している谷口美弥です。
「手まりってすごいんだよー!」ということを、皆さんにお伝えしたく、私自身のエピソードを含め、少しお時間いただいて、そのすごさを語らせてください。

「手まり」と聞いて、何を思い浮かべますか?

正直、ピンとこないという方も多いのではないかと思います。
かくいう私のその一人でした。

仕事や人間関係の悩みに翻弄される日々を送っていた時に、知人から手まりの体験レッスンに誘われ、
「よく分からないけど、とりあえず発散になるかなー」なんてノリで行ってみたというのがそもそもの始まりです。

そして、ハマりました。それも、一発で。

手まりは不思議な魅力にあふれています。

手まりは、多くの場合、球という多面体に幾何学模様をかがって作り上げていきます。

その幾何学模様の組み合わせが、また異なる模様を生み、
さらに使う糸の色や本数で、その表情が別物のようにガラリと変わる。

やっていることは単純な動作の繰り返しなのに、見た目が万華鏡のように変化する。

童心に返ったように色で遊ぶのも楽しく、かがり始めるとやがて頭がからっぽに。
創造的で、数学的で、瞑想っぽくもあり。。。

初めて手まりを作ったあの日、それまで頭を占拠していたモヤモヤのことをすっかり忘れていたことに気づいたのは、家に帰ったあとのことでした。

 

たくさんの歴史と想いが、手まりには込められています。

起源は飛鳥時代に中国から伝えられた蹴鞠(けまり)といわれますが、その後、日本で発展するうちに、「玉の輿に乗れますように」「良いほうに転がりますように」「物事が丸く収まりますように」と、誰かのための、あたたかな想いを込めた縁起物としての要素も持つように。

こうしたゲン担ぎによる心理効果か、集中することで気持ちがリセットされるためか、手まりを作るようになってから、なんだか前向きな気持ちで日々を過ごすことができるようになりました。

そんな体験を送るうちに、「ついつい考えすぎてしまう」「忙しくて気持ちが休まらない」と、一生懸命な毎日を送る方々に、手まりを作ることで気持ちをリフレッシュいただけるのではないか。
そんな想いが募り、「おさんぽてまり」が誕生しました。

いろいろな色の草木染の糸を使用

おさんぽてまりでは、草木染の糸を使っています。

なぜかと言うと、ヨモギ、金木犀など、自然の素材で染めた糸に使うことが四季を感じる余裕を生み、大人になってから、なかなかさわることのなくなった植物の、色に触れ、色で遊ぶことが、童心に返ったようなワクワクを呼び起こすにつながると信じているからです。

草花

手まりはその人のすばらしさを雄弁に語ります。

教室を初めてから、いろいろな方に手まりを作っていただいていますが、文様は同じでも、出来上がる手まりは、まさに十人十色。
体験でかがっていただいた梅の文様ひとつをとっても、これだけ違う梅の花が出来上がります。(blog掲載をご許可いただいた写真を載せています)


皆さんが作ってくださる手まりを見ていると、ほんの3時間程度、時間を共有させていただくだけですが、その方の魅力が手まりにまっすぐに表れている気がして、

「しっかりとした芯をお持ちの方なんだろうな」
「暖かい愛情をお持ちの方なんだろうな」
「すごく何かを頑張ってこられた方なんだろうな」

などなど、勝手に想像しては、それぞれの方のすばらしさに感動しています。

自分がないとか、自分探しなんて言葉をよく耳にしますが、出来上がる手まりを見ると、自分がないなんて人はいないし、探さなくてもきちんとここにいますよーってことが、手まりを通して実感していただけるのではと感じています。

手まりは、自分を見つめる、自分と対面する、良いツールです。

周りに振り回されがちで疲れてしまったとき
自分が分からなくなってしまっているとき
ついつい自分を卑下してしまうとき

そんなときは、ぜひ手まりを作りに来てみてください。
そのまんまで、皆さんがどれだけ素晴らしいのか、どこに自分があるのか、手まりがきっと語ってくれますよ^ ^

 

2019年吉日 おさんぽてまり

 

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